ファンの熱い声援に支えられ、戦いつづけた男がいる
恵まれない子供たちの夢を背負い、戦いつづけた男がいる
坂本博之36歳、ラストファイト
2007年1月、彼は最後の戦いへ挑む
自分の身体が自分の身体でない・・・
そんな感覚(違和感)を感じるようになったのは、いつの頃からか?
誤魔化してきた腰痛が誤魔化せなくなった時。
それが僕の動きを嫌がおうにも止めた最初の時であったのかもしれない。
増すばかりの痛みの中、練習や試合から遠ざからざるしかなかった日々。
しかし、リングを下りることは全く考えなかった。
ヘルニアの手術を終えてから、またリングに復帰することだけを目標に生きた。
治療に専念した月日。
それからようやくリングに立てたのは、2年7ヶ月ぶりであった。
とにかく痛みが無く練習できる事が嬉しかった。
しかし・・・
僕の動きは、僕が思う動きまで届かない。
あの打たれても打たれても前へ出るスタイルが、坂本博之のボクシングであり
僕自身の姿であった。
それが出来なくなった今、グローブを置くことを決めました。
2007年1月6日 後楽園ホールの試合を最後に、引退します。
この15年間、坂本博之を応援して支えてくださった皆様へ。
本当にありがとうございました。
皆様の熱い声援のおかげで、一戦一戦闘うことが出来ました。
皆様に支えられた経験は、これから先、僕の人生最大の財産となることでしょう。
今までありがとうございました。
坂本博之
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